行政書士が教える!家系図作成で良くある失敗とその回避方法

初めての家系図作成でやりがちな失敗とは?

「家系図を自分で作ってみたい」と思ったことはありませんか?

祖先をたどってみたい、相続やルーツを確認したい、家族の歴史を記録に残したい──
そんな思いから家系図作成にチャレンジする方が増えています。

しかし、実際に自力でやってみると、多くの方が途中でつまずいてしまいます。
特に多いのが「戸籍」に関する失敗。戸籍の取得・解読・整理には、専門的な知識やコツが必要になるため、思わぬところで行き詰まってしまうのです。

ここでは、行政書士として家系図作成をサポートしてきた立場から、自力で家系図を作る際にやりがちな5つの失敗と、その対策をご紹介します。


戸籍取得のために、遠方の役場まで行ってしまう

本籍地が自宅から離れている場合、わざわざ交通費と時間をかけて現地の役所まで出向いてしまう方が多くいらっしゃいます。

✅ 対策

実は、戸籍は「郵送」で取得できます。
本籍地の市区町村役場に郵送請求をすれば、戸籍を取り寄せることが可能です。多くの役所ではホームページから請求書をダウンロードでき、必要な手数料や本人確認書類を同封するだけでOKです。

時間も労力も節約できるので、まずは郵送手続きからスタートしましょう。


戸籍を取得できる範囲が分からなくなってしまう

「この人の戸籍は取れるの?」「もう亡くなってるけど、請求できるの?」
そんな疑問が湧いてきて、進め方が分からなくなるケースも非常に多いです。

✅ 対策

戸籍を取得できるのは、「直系尊属(親、祖父母、曾祖父母など)」に限られます。兄弟やおじ・おばの戸籍は原則として取得できません。

まずは、自分の現在戸籍 → 改製原戸籍 → 除籍謄本の順で遡りながら、次の戸籍に記載されている親の名前をもとに請求を進めるのが基本です。

「誰の戸籍を、どこで取るか」が分からない場合は、行政書士に相談することでスムーズに道筋を立てることができます。


戸籍の字が読めなくなって、諦めてしまう

明治時代や大正時代の戸籍は手書きがほとんど。
しかも、当時の達筆な筆記体や旧漢字が使われており、現代人には読みにくいのが実情です。

✅ 対策

まずは文字をしっかり拡大して見てみる、旧字体を調べるなど工夫してみましょう。それでも読めない場合は、無理に自己判断せず、行政書士などの専門家に読み取りを依頼するのがオススメです。

戸籍の文字を読み違えると、誤った家系図になってしまう恐れもあります。


家系図に先祖が収まりきらなくなってしまう

戸籍を集めていくうちに、「あれ、この人はどこに入れるんだっけ?」と情報が複雑になり、家系図に収まりきらなくなることがあります。

✅ 対策

はじめに「どこまでの範囲をまとめるか」を決めておくと整理しやすくなります。
例えば、「直系のみ」「兄弟姉妹も含める」「配偶者は省略する」など、ルールを決めて作成することが大切です。

手書きで難しい場合は、家系図作成ソフトやエクセルで整理すると、視覚的にスッキリまとまります。


戸籍を請求する市区町村役場が分からなくなってしまう

戸籍が移動していたり、何度も改製されていると、
「次にどこの役所に請求すればいいのか」が分からなくなってしまうことがあります。

✅ 対策

戸籍の内容をよく読むと、「改製日」「転籍先」などの記載があります。
そこをヒントに、次の請求先を見つけることが可能です。

また、戸籍の附票(ふひょう)を請求すると、その人の住所移転の履歴が分かるため、どの市町村に戸籍があったかを追う手掛かりになります。


自力での家系図作成は可能。でも、行き詰まったら行政書士に相談を

家系図作成は、自分のルーツを知る素晴らしい機会。
しかし、戸籍の読み方・集め方・つなげ方には一定の知識と経験が必要で、途中で止まってしまう方が多いのが現実です。

そんなときは、行政書士に相談してみてください。
行政書士は、戸籍の取得代行や内容の解読、家系図の作成まで、あなたの「家族の記録」を正確な形にするサポートが可能です。

「やりかけた家系図を、きちんと最後まで完成させたい」
「相続対策として、正確な戸籍を整理しておきたい」
「プロにお願いして、間違いのない家系図を残したい」

そんな思いが芽生えたら、是非お気軽にご相談ください。